ビットコインはデジタル通貨として革新性や希少性から、近年注目を集めています。
ビットコイン投資は失敗すると多額の金額を損失してしまう話を聞くことがあり、「ビットコイン=危ない・ギャンブル」だと考える人も多いでしょう。
たしかに、暗号資産は根拠なく投資をすればギャンブルですが、正しい知識と対策をすれば、ほかの投資商品より大きな利益を得られる可能性は十分あります。
成功率を上げるために、ここでは5ステップに分けて紹介します。
- ビットコインへの投資はやめとけは誤解
- ビットコインはやめとけと言われる理由4選
- やめとけと言われているビットコインをおすすめする4つの理由
- ビットコイン投資を始める方法3ステップ
- ビットコイン投資をやめとけばよかったと後悔しないための4つのコツ
これから始める方の他、ビットコインに不安や恐怖を感じる方にも必見の内容ですぜひこの記事を読んでビットコインの考え方を改めて、これから投資を始めてみてください。
ビットコインへの投資はやめとけは誤解
結論からいうと、ビットコインへの投資をやらないほうがいいとの認識は誤解です。
なぜならビットコインは、価値があるものとして世界的に認められているからです。
代表的なのが、投資大国といわれるアメリカで2024年1月に上場したビットコインの現物ETFです。
ETFとは、株式市場に上場している運用会社が管理・販売する投資商品のことです。ビットコインであれば、証券会社の口座から手軽に投資できる点が魅力になっています。ETFは米証券取引委員会(SEC)に承諾されなければ、投資商品として認められません。
厳しい審査を通っていることから、今後も価値があり続ける可能性が高いといえるでしょう。このように、ビットコインは多くの人が売買しやすくなり、お金が集まりやすくなっています。
まったく投資をしないのは、非常にもったいない選択といえるでしょう。
ビットコインはやめとけと言われる理由4選
ここでは、ビットコインがやめとけと言われている理由を4つにわけて紹介しています。
- 大金を失った人がいるため
- 暗号資産について理解していないのに始めるため
- 一次情報が英語のため
- 詐欺やハッキングなどのトラブルに巻き込まれる可能性があるため
詳しく見ていきましょう。
大金を失った人がいるため
ビットコインの大きな値動きで資産を失った話をもとに、「やめておけ」と言われることもあります。ビットコインは「価格の変動率」が高く、短期間で激しく上下する特徴があります。大きな金額をかけてしまうと、下落時に恐怖を感じて耐えられないでしょう。
実際、好調な相場のときに大きな金額をかけて、その後の暴落で資産を失った人もいます。しかし、致命的な損失が出るのは、株式投資やFXと同様にリスク管理の甘さが原因です。
一度に大きな金額で購入したり、手元資金よりも大きな金額を動かせる信用取引をしたりしなければ問題ないでしょう。このように、極端な例だけを見てビットコインへの投資をやめるのは、もったいないといえます。
暗号資産について理解していないのに始めるため
ビットコインをはじめ、暗号資産にはブロックチェーンやマイニングなど、技術的知識が必要です。規制や市場心理の変化のスピードも速く、最新の情報を追いかけ続けなければなりません。
よくわからないままビットコインを購入してしまうと、購入先の取引所が破綻してしまい大きな損失が出たり、セキュリティ対策ができずに資産が流出したりと大ごとになります。
資産運用の中でも、ビットコインは他の株式投資や債券などと比べても歴史が新しく、詳しくない人からすると、「詐欺」「怪しい」「投資自体危ない」と思われがちです。
たしかに全くリスクがゼロというわけではありません。しかし、周りの言葉を鵜呑みにするのではなく、本当に危険かどうかは自分で勉強して判断しましょう。
一次情報の多くが英語のため
ビットコインの発信源は海外にあるため、暗号資産の重要な一次情報は英語が基本です。現在の和訳機能の性能は良くなってきてるとはいえ、まだまだ正確とは言えません。和訳された情報を鵜呑みすると、間違った解釈をして投資判断を間違える可能性があります。
理解度の低い状態では、投資のリスクも上がり危険度が増すためやめとけと言われるのです。
ただし、暗号資産の大手メディアが正確に和訳したサイトであれば大丈夫です。数日のタイムラグはあるものの、ビットコインに関する最初の情報を追っていけます。
詐欺やハッキングなどのトラブルに巻き込まれる可能性があるため
ビットコインを売買する場合、取引所を介してやり取りをします。取引所によってはハッキングや詐欺などの事件に巻き込まれる可能性があるので、要注意です。とくに海外の取引所には悪徳業者も多く紛れ込んでいます。
巻き込まれないためにも、金融庁が指定している取引所、もしくはセキュリティがしっかりしている取引所を利用することをおすすめします。
また、ビットコインの詐欺事件が年々増加して問題にもなっています。「預けるだけでお金がどんどん増えていく」といった話にはのらないようにしましょう。
やめとけと言われているビットコインをおすすめする4つの理由
一般的にやめとけと言われているビットコインですが、実はそんなことはありません。ビットコインについて理解すれば、ぜひ始めていただきたい投資です。ここでは4つに分けておすすめの理由を説明していきます。
- ビットコインには枚数の上限がある
- 積立投資ができる
- 少額投資ができる
- いつでも取引ができる
順番に見ていきましょう。
ビットコインには枚数の上限がある
多くのデジタル通貨は無限に発行可能です。発行枚数が増えると希少性が薄れ、価値が下がる傾向があります。一方で、ビットコインは発行枚数の上限を2,100万枚と定め、希少性を確保する仕組みになっています。
発行枚数が上限に達すれば、流通しているビットコインの希少性はさらに高まるでしょう。現物でたとえると、金のような他の希少資産と同じです。インフレから価値を守る役割を果たします。
さらにビットコインには、発行枚数やマイニング報酬が定期的に半減する仕組み(半減期)が導入されています。供給速度が遅くなっていくことで、希少性がさらに増すわけです。
以上のルールは独自の技術(ブロックチェーン)で担保されており、だれにも変更できません。したがって、ビットコインは長期的な価値保存手段として注目され続けています。
積立投資ができる
積立投資のメリットは、時間の分散によるリスク低減です。同じ金融商品を一定の周期で一定の金額で購入できるうえ、好きなタイミングで売却することもできます。
例えば、1回目は70万、2回目は30万、3回目は90万と購入したとします。2回目の時に少ない金額で購入しても3回目では大きい金額で購入できたことで、トータルでみればプラマイゼロになっています。ただし、長期的に右肩上がりの商品であることが前提です。
取引業者によって積立できるタイミングは異なりますが、主に期日は3種類あり「毎日」「毎週」「毎月」と選択できます。金額も少額から設定できるので、毎月1000円からでも投資が可能です。長期の投資には積立投資が大きく活躍します。
少額投資ができる
ビットコインは500円からできる少額投資ができます。少額投資は高額投資と比べて損失が少なく、投資におけるリスクも少ないので初心者の方にもおすすめです。
月に30万、40万と稼ぎたいと考えている方には少額投資では稼げないのでおすすめできません。ビットコイン投資を試してみたいけど、高額は不安だと感じる方にはぜひご利用ください。
積立投資と組み合わせることで、時間の分散もでき価格変動のリスクを低減できます。
いつでも取引ができる
ビットコインは24時間取引できるので、時間を気にせずにできるのでおすすめです。株式投資や債券投資は主に平日9時〜18時が取引時間となり、売買のタイミングを逃すことがあります。24時間取引ができるビットコインでは、自分の好きなタイミングで売れるのは助かるシステムです。
例えば、株式投資などは18時以降取引ができないので、高値で売れるタイミングを逃してしまいますが、いつでも取引できるビットコインは高値の時に売買できるチャンスがあります。
平日は会社で仕事をしている方も、仕事を終えてから取引所を確認して売買することできるので、忙しい方にもぜひビットコインを始めてもらいたいです。
ビットコインへの投資を始める方法3ステップ
投資を始めるためには、口座の開設などが必要になります。ここでは、これから投資を始める方に3つに分けて説明していますので、ぜひ参考にしてください。
- 口座開設
- 口座に日本円を入金
- 売買をする
解説していきます。
口座開設
取引したい口座を開設しましょう。おすすめは金融庁が指定した取引所です。コインチェックやGMOコインなどがあります。取引所を選んだら開設に進みましょう。口座開設自体は難しくないので安心してください。
(引用:コインチェック)
取引所のアプリをインストールして、会員登録を押してから指示通り進めていきます。
(引用:コインチェック)
基本情報を入力しましょう。
(引用:コインチェック)
自分の写真が写っている本人証明書をスマホやタブレットで撮影しを送りましょう。
(引用:コインチェック)
利用規約を確認後、同意して情報を送信してください。早ければ、当日に口座が開設されます。
口座に日本円を入金
開設した口座に日本円を入金していきます。
- 銀行口座から入金
- コンビニから入金
- クイック入金(インターネットバンキング)から入金
入金方法は以上の3つです。クイック入金は24時間360日対応していますので、自分のタイミングでできるのは夜遅い方にもおすすめです。
売買する
ビットコインを購入する場所のことを総称で「取引所」と呼ばれており、その取引所の中に「販売所」と「取引所」があります。
販売所という場所で売買する方法と取引所という場所で売買する方法があると考えてもらえばわかりやすいです。
販売所 | 取引所 | |
メリット | 簡単に取引できるシステム、初心者でわかりやすい | 手数料を安く抑えられる、運用コストを抑えれる |
デメリット | 取引所と比べて手数料がかかる。取扱数が少ない場合がある。 | 取引所の価格の差が大小生じる可能性がある。 |
初心者の方は操作もシンプルな販売所での購入をおすすめします。自分が選んだ取引所のアプリを開いてビットコインを選択すると「売却」「購入」ボタンが表示されます。
「購入」を選択して購入したい金額を入力し確認を押せばビットコインが購入できます。「売却」を選択し売却したい金額を打ち込めば、売却が可能です。
ビットコイン投資をやめとけばよかったと後悔しないための4つのコツ
始めたのに失敗や挫折をして、やはり投資はなんかやらなければよかったと後悔しないためにも、ここでは4つに分けて紹介しています。
- 認可された国内の取引所を選ぶ
- 自分で学ぶ
- ビットコイン以外の通貨を購入する
- 購入の際はデータや情報を元に購入する
詳しく見ていきましょう。
認可された国内の取引所を選ぶ
金融庁が指定した取引所を選びましょう。指定された取引所を選ぶことで、詐欺やハッキングに引っかからず、またセキュリティもしっかり管理されていますので安心して売買ができます。
おすすめの取引所は以下の通りです。
仮想通貨取引所 | |||
取引通貨数 | 26銘柄 | 30銘柄 | 22銘柄 |
レバレッジ | 最大2倍 | ー | 最大2倍 |
販売所手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引所手数料 | Maker:-0.01%Taker:0.05% | 無料 | 約定数量×0.01~0.15% |
入金手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 | 無料 | 220~550円(3万円未満)440~770円(3万円以上) |
評価 | ツールの使いやすさのほかマイナーな銘柄もある | スマホの操作がシンプルでわかりやすい | ビットコインを始めるなら取引量国内No.1 |
財務局登録番号 | 関東財務局長 第00006号 | 関東財務局長 第00014号 | 関東財務局長 第00011号 |
法人番号 | 7011001113188 | 1010001148860 | 2011101068824 |
公式サイト | GMOコイン | コインチェック | bitFlyer |
どのサービスにも共通しているのは、初心者でも扱いやすいアプリがあることです。
自分で学ぶ
ビットコインの知識のみならず投資全体をしっかり理解しておくことでリスクを避けることができます。
暗号資産も投資の1つです。以下のような知識を常日頃からアップデートさせる必要があります。
- チャートの見方
- 売買のタイミング
- ビットコイン市場の動き
例えば、2024年1月10日SECがビットコイン現物ETFを承認した出来事が起こりその結果、4万1300ドル付近まで下落するという大きな動きが起こりました。
別の日には、2024年3月5日ビットコインの価格が1000万円を突破したことで、1Bit=約1050円と過去最高金額がでたことで、市場が右肩上がりになり売った方も多かったでしょう。
このように、ビットコインの市場を知らずに売買をした結果大きなチャンスを逃したり大きな損失がでてしまいます。傾向や動向はアプリでも取り上げていますので、確認することができますよ。
ビットコイン以外の通貨を購入する
ビットコイン以外の暗号資産の通貨を購入してリスクを回避しましょう。ビットコインだけに全額つぎ込んでしまうと、下落したときに大きな損失を出しかねません。
例えば、ビットコインを50万円で購入、イーサリアムを50万円購入したとします。その月でイーサリアムが暴落を起こして価格が落ち損失しても、ビットコインが右肩上がりなら、利益がでて大きい損失にはなりません。
このように、初心者方は全額を投資するより少額で分散させることで、安定に投資を楽しめます。
購入の際はデータや情報を元に決断する
根拠なく自分の勘で購入することはやめましょう。ビットコインは世の中の状況で価値が安くなるときと高くなるときがあります。安い時に購入をおすすめしますがその為にも、データや情報を元に購入することが大事です。
流行りと近い感覚があります。流行してから乗っても、あっという間に終わってしまいますが、流行る前に乗れば長い間楽しむことができますよね。完璧にタイミングを読むことは難しいですが、常にアンテナを立てて情報や先を読むことで流行りに乗れることでしょう。
ビットコインも同じです。常に情報やデータを集め、買い時か売り時かを判断しましょう。なお、おすすめのニュースサイトはCoinchoice(コインチョイス)やコインポストです。正確かつ最新の情報収集にぜひ活用してみてください。
コメント